MODE

NEWEST /    BACK >

無事に稲刈りができた


[ 今取り組んでいること | comments (0) ]

ある仲間の死

 
葬儀場となった自宅付近で

 昨日は通夜に参列した。今日は本葬だったのだろうが、いっていない。同じくセンタ−21に所属する障害者の仲間が突然死した。彼女はベイカーズで働いていて、11日から夏休みになり、20日の出勤日に現れなかったので、家族に問い合わせると、自宅となりのアパートの自室で亡くなっていたことが発見された。家族は16日以来、本人の安否を確認していなかった。
 この仕事(というか、私たちの関わっている障害者の支援)をしていると、死は、それなりに身近にあるようだ。昨年は、長年介助を続けてきた関矢さんが死んだ。そのまえにトンボのキャンプで私が介助を担当した佐藤健一が、その前に飯田美香が。ボクなどより年の若い彼ら、彼女が、いとも簡単に逝ってしまう。そして、どこか納得がいかないものをボクたちの胸に残す。もう少しボクたちに力があったなら、その命がもうすこし生きながらえることができたかもしれないという、思いを残す。

[ 追悼 | comments (1) ]

福祉の現場が悲鳴を上げている



 先日の朝日新聞に載った記事だけど,福祉の現場で働く人の低賃金について克明に書かれていた。そうだよな、私の時給850円と書いたらそれも驚かれたけれど、勤続年数の長いベテランの職員でもそう大差はない現実をしると人はもっと驚いてしまう。それでは福祉の現状は成り立っていかないと、誰もが思うのかもしれない。でも、現実は私たちのところだけではないらしい。それを知らせているのが,この新聞記事である。
 
 障害者の問題だけでなく、高齢者福祉の現場で、なお厳しい現実があるというのは、構造的な問題であると誰もが考えている。コムスンの不正などはその典型的な現れといえるものなのだろう。しかしここでは、つらい苦しい,という話ばかりを書くつもりはない。福祉の現場のかかえる問題は,必ず克服していかなくてはならないが、私たちは,悲壮感にくれているばかりではない。この現状をかえていこうという熱意を持って,現状に取り組んでいるのだ。少しそうした現状も報告していくことにしよう。



 いきなり何の写真か。と思われるかもしれないが、釣り上げてきたニジマスを薫製にするための下処理をしているところである。しかもだ、これは私が初めて行った介助の業務の結果なのである。じつは元々付き合いのあるk君の外出援助で、車を運転し、秋川渓谷につりに出かけ、その釣果の後処理をしているところなのである。埼玉県には「生活サポート事業」という障害者支援の仕組みがあって、レジャーなどのための外出でも公費から一定金額が支出される。釣りが好きでもなければこの介助を「楽しむ」ことにはならないかもしれないが、私は大のつくツリキチなので、なんの苦痛も伴わない。私が彼を誘い、公費を使って「遊んで」いるのでないことだけは、明言しておく。

[ 新聞の記事から | comments (0) ]

リンダよ,驚かしてごめん2

 センタ−21には、デイケアの他にもいろんな部門があります。

 介助を必要とする障害者に介護人を派遣する事業「二人三脚」もそのひとつです。総会資料をみるとふじみ野市周辺の利用者,障害者約120名の人に,必要なサービスを送り続けました。介助者として働いている人の数は31人にもなります。そしてそのコーデネートを行っているスタッフの中には障害者もいて、こちらは最低賃金が適用される正規の雇用を実現しているのです。



 二人三脚の創設者の一人、伊藤準くんのエッセーを一冊の本にまとめる作業には私も関わりました。法律的な整備もなかった当時から準君はボランテアのスタッフを募って,最重度の障害をもつ身でありながら、一人暮らしを初めていくのです。「準のヘッドポインター」はそういう本です。ご覧になりたい方は,図書館にあたってください。



 二人三脚の事務所は,レタスと同じ場所にあって,狭い中でみんなひしめいて仕事を行っています。昨日も書いた自立支援法のぶれが激しく,社会保障費が削減されていく傾向にあるために,この事業の行く末も必ずしも明瞭ではないのですが,様々な問題を抱えながら、地域に少しずつ根を下ろしているのです。

 リンダさん。こういう事業を続けながら、障害を持つ仲間の生活を少しでも向上させようと、このまちでの努力が続いているのですね。だから、いまある格差を良しとする考えには私たちはたっていません。社会福祉の制度のもつ欠陥を自覚しつつも,その有効性を最大に引き出せるように、そして改革の道筋も見いだせるように、関係者たちの毎日があるのです。

[ 今取り組んでいること | comments (0) ]

リンダよ、驚かせてごめん

 「初の給料日」の記事で、収入格差の話を書いたことが,ずいぶんとあなたを驚かせてしまったようです。ちょっと、センセーショナルに書いたので,ごめんなさいね。ゆっくりとこのページで説明しながら,一緒に考えてもらいたい問題だったので。
 センタ−21の運営するデイケア(協働舎レタスといいます)は、法律的には「授産施設」といって、文字通り「産を授ける」、つまり働くための訓練をしたり、仕事を覚えてもらうための「施設」で、その運営は国や自治体からの「補助金」でまかなわれているのです。その施設が(私たちの場合なら,パンを作ったり,公園の掃除をして)お金を稼いだら、それはそのまま、そこで働いている障害者にすべて「分配」されなければなりません。これを独自の会計用語で、授産勘定というのです。先日の新聞には授産施設でだいたいひと月15000円、作業所では7/8000円の「給与」が平均という記事がありました。それだけではなくて、障害者自立支援法で本人一割負担というへんな「原則」ができたので、「施設」に通う障害者は自分の給与より多く払うなどの不可思議な事態が生まれているのですよ。さいわい私たちのデイケアは、法の対象外なので(これもよく分かんない話ですよね)障害者が負担をする必要はないのですが。
 これに対して,補助金の方は施設の運営や職員の給与などに充てられるのです。こちらを事業勘定といいます。ここはきちんと分けて、障害者をいっぱい働かせて,お金もうけを企んでしまう(昔はよくあったのです)、そんな企業が生まれないように制度が整えられているのです。
 しかし現実はどうでしょう。社会保障費の圧迫で,補助は削減され,福祉施設の運営は困難を極めています。障害者一人一人の生活もけして楽ではありません。
 ではどうしたらいいのでしょうね。センタ−21などは,こうした制度が実施される以前から、地域で障害者とともに働き,生活するためにいろんな努力をしてきました。どこかに道はないものかと、みんながここで苦労しているのです。とりあえず僕の目標は、パンの売り上げを伸ばして,みんなに分配される原資を少しでも増やすことでしょうかね。


 
 nokoさんが僕の職場を写真に撮ってくれました
 

[ 今取り組んでいること | comments (1) ]

キャンドルナイトの夜はホタルの見学に

 全国で取り組まれたキャンドルナイトのよるに、私たちは隣町川越で開かれている「ホタル祭り」の見学に出かけた。砂自治会館のすくとなりのせせらぎを利用してホタルを飼育し,このホタル祭りにあわせて市民にみてもらおうという企画なので、今まで足が向かわなかったが、まあ、この夏至の日のイベントとして出かけることにした。

 

 運営はすべてボランテアのだろう。案内や,交通整理の人たちの態度もよかったし、なにより2200匹放してあるというホタルの光が圧巻だった。人口的な飼育とはいえ、ここまでやるのは大変だろう。自然の力を復活させることが重要には違いないが、みるものに訴える力を持っているような気がした。



 えさになるタニシを捕まえるのが、一番の苦労なのだそうだ。一年間手塩にかけたホタルの光も,あっという間にはかなく消えていくのだろう。タニシの箱を係の人が見せてくれた。



 この日の昼は,柳瀬川の鮎の見学。私のカメラでは水面下にびっしりとついている,鮎の群れを映し出すことができない。

[ 市民活動 | comments (0) ]

今日は給料日

 初めての給料日だった。一緒に働いている仲間たちはみんなニコニコしながら,明細の受け取りに並んだ。Sさんは、「もうさいごのおかねもつかってしまったから」とうれしそうにいう。
 私の明細には,出勤14日、108.50時間、9万7650円とある。私の時給は850円である。正直なところ、
 とてもニコニコできる気分ではない。とんでもない世界に私は足を踏み入れているのだ。

作業所兼食堂兼会議室になっている僕らの居場所は狭く車いすの移動もままならない

 一緒に働いている古株ベテランのKさんに明細を見せてもらった。手取額は1万6000円である。断っておくが,1ヶ月の給料で、間違いではない。彼女の時給は150円なのだ。彼女は新米の私よりも間違いなく仕事ができる。リーダーとしての役割も果たすことができる。同一労働、同一賃金などというものではない。底辺中の底辺の格差が、ここにある。これが差別だとわからないやつが死んでも,多分私は悲しまない。「私の年収なんてね,鈴木サンのひと月分にもならないんだよ」kさんがぽつりという。同僚にこんな言葉を言わなくてはいけない屈辱を考えてみればいい。Kさんには障害年金の支給が月6万5000円ほどある。そのほか、年金がふた月に一度、1万7000円ほどあるという。この収入で約3万円かかる公団住宅に一人で暮らす。生活がいかにぎりぎりのものか,十分推察できるだろう。

 今日は,西公園の清掃に出かけた

 ところで、私の仕事はパンを焼くだけではない。公園の清掃もセンターが請け負う大事な部門だ。みにくいので恐縮だが、この写真の一番奥でトイレを洗っているAさんの時給は150円、その手前で草むしりをするSさんは大手企業の出身だが,ボランテイアでセンターの仕事を手伝い、完全に無給である。

[ 今取り組んでいること | comments (1) ]

文京学院での初のプレゼン

ぼくらが入った教室はこんな感じだった

 今日は文京学院大学に行った。センタ−21の下重理事の講演のおつきあいである。初のプレゼンとタイトルに書いたのは,私の購入したばかりのMacにとって初のプレゼンだったのである。写真に写っている真ん中のパソコンが私の新機である。買ったばかりのこのマシーンで、keynoteというソフトを使い、はじめて自分でプレゼン資料を作ったのである。もちろん、徹底的にホローはしてもらったのだが。
 時間もなかったし,技量もないので、残念ながら,出来がいいとはいえなかったが、なんとかかたちになったので、今はほっとしている。これから研究と実践を重ね、それなりのものができるようになっていきたい。議員時代はひとにたよって、ついにパワーポイントを使いこなすことはなかったが、今後は自分でやれる領域を増やしていこうと思う。



 さて肝心の二人三脚サポーター募集の訴えが,学生の心に届いたのか、プレゼン資料のできもいまいちだし,どうにも自信がない。下重代表の訴えを始め、内容はなかなかだったと思うのだが、どんなものかね。



 さて、今日も朝早くから出勤してパンを焼いた。写真は最もポピュラーなあんぱんだが、あまりにも形が不揃いなのがおわかりいただけるだろうか。プロの仕事としてはたぶんこちらもNGだろう。修行の日々が続いている。

[ 市民活動 | comments (0) ]

啓太郎、埼玉県庁を「かっぽ」する

 今日は県庁にいった。一日中庁舎の中をうろつき回っていた。もちろん議員活動ではない。午前中はお弁当を配達して回り、午後はアイスクリームと飲みものと、私の焼いたクッキーを持って、販売にいそしんだのである。


 こんな感じで、県庁の中を歩き、職員に物品を買ってもらった

 職員の人たちはおおむね協力的で、廊下側から呼びかけると、外に買い物に出てくれる。庁舎内の雰囲気はとっても良く(お客で来てくれるのだから、当たり前の感じ方かもしれないが)仕事をきちんとこなしている様子だった。こうした販売員として県庁の中を回ることになるとは、想像もしなかったが、私にとって、貴重な体験となるのは間違いない。
 県庁には「かっぽ」という障害者がともに働くためのお店がある。これを当番制で、県内の障害者団体が担当する。今日はセンタ−21の当番日で、その職員である私が、その任を担うことになったのだ。だからこれから、定期的にわたしは県庁の中を「かっぽ」して、その様子をじっくりと観察する機会を得たのである。


 これが「かっぽ」だ。埼玉県の障害者自立運動の象徴である。

 そうして今日一日を県庁で過ごし。全庁舎をまわり、結構くたくたになった。それでも今日のこの店の総売上は、5万円足らずだった。利益をかりに20%でみても(多分それでは多すぎるはずだけど)、利益は1万円にもならないことになる。スタッフは5人いるから、賃金になどなりようもない。どうしてこんな「経営体」が存在するのか、存続できるのか。じつはここに最先端の福祉が担う隠された矛盾が存在するのである。これは象徴的な意味合いだが、多かれすくなかれ、抱えている問題は同じはずである。どうやったら解決が可能なのか、ぜひ一緒に考えてもらいたい。 

 
 

[ 今取り組んでいること | comments (0) ]

僕はパン屋になったのである


美味しそうに見えるだろうか。早朝から出勤して、今日一番に焼いたパンである。

 NPOセンター21は、生活ホームやデイケアなど、様々な部門を抱え込んでいる。私が就任したのは、協働舎レタスという名の、障害者の通所施設で、そこではパンを焼いて売るというのが、主力事業である。そして他ならぬ私の仕事は、その調理場の一角を預かることなのだ。


これが私が使う、パンを焼くオーブン。

 くまのベイカーズと言ったら、記憶に残っている人も多いのではないか。もともとセンター21でパンを焼いていた部門だ。今は少し違う職種になって、パンの機材と仕事は全てレタスが請け負うことになっている。


私の焼いたパンをぜひ食べて欲しい。上福岡4丁目にお店がある。

 パンは7時頃から焼き始め、11時にはお店に並ぶ。出張販売と逢わせ、ほとんど毎日完売するが、すこしづつ販売数を増やしていきたい。そのことに、私の商売としてのパン屋がうまくいくという以外に、どんな意味があるのか、これから時間をかけてここに記すことになるだろう。

[ 今取り組んでいること | comments (1) ]

NEWEST / PAGE TOP /    BACK >

カレンダー

<<  2008年08月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       

カテゴリー

資料アーカイブ

過去の記事

その他