テレビなど報道関係者も来ていたので、ご存知の方も多いかと思うが、31日9月定例議会が開会となった。冒頭、プール事故で亡くなられた戸丸瑛梨香さんを追悼する一分間の黙祷が行われ、市長あいさつのほか、議員提案による特別決議が、全会一致で行われた。
私自身は、4日に行われる総括質疑の機会に、プール事故について諮問を行う予定である。
特別決議全文は以下(続き)に掲載する。
なお、議会に先立って、先に与党3派が提出した要望書に対して回答が寄せられたので、資料的な意味からも、ここに掲載しておきたい。
大井プール事故に対する徹底した事故原因の究明と再発防止を求める決議
去る7月31日ふじみ野市大井プールにおいて、流れるプールの吸水口に吸い込まれ幼い尊い命が失われるという悲惨な事故が発生した。亡くなられた戸丸瑛梨香さんのご冥福をお祈りするとともにご遺族の方々に深く哀悼の意を表すものです。
市営プールという公共施設は、幼児から大人まで年齢や性別にかかわりなく、不特定多数の方々が夏のひと時を楽しく過ごすレジャー施設である。それゆえ利用者には一にも二にも高い規範に基づいて、安全確保がされている施設であるという深い信頼の上に安心して利用しているものである。
しかしながら、今回の事故はこれら利用者の思いを裏切り、尊い人命が失われたという絶対にあってはならない事故であり、議会としても極めて心痛な思いである。市民に対し公共施設の安全・安心といった信頼性を根底から失墜させた極めて残念な事故であると重く受け止めている。何故このような事故が発生したのか、市は施設の構造、管理体制などあらゆる角度から事故原因を徹底的に究明し、早期に明らかにすべきである。そして、幼い尊い命が失われた事故の教訓を生かし、二度とこのような痛ましい事故が起きないよう再発防止に向けて、全市を挙げて取り組むよう強く要望する。
併せて、市内全ての公共施設の安全管理体制の強化を含めた安全確認の総点検と全職員の危機管理意識の高揚を求めるものである。
以上、決議する。
平成18年8月31日
ふじみ野市議会
市内の公共施設の総点検と安全対策を行うことを求める
要望書に対する回答
1 全ての公共施設における安全確認の総点検
(回答)
8月1日に幹部会議を開き、全公共施設等の安全点検の実施を指示し、点検の結果は次のとおりです。
(1)修繕が必要な施設は、307施設
なお、施設数には、防災用井戸(11)、防災無線パンザマスト(55)、市道(1603=約258km)、照明灯(121
3)、反射鏡(1496)、防犯灯(4923)は点検しましたが、施設数には含まれていません。
(2)点検の際、応急対応及び仮対応を実施した施設が52施設
(3)今後、修繕が必要な施設を緊急度に応じランク付けをした結果、「早急に対応が必要」Aランクは、44施設
2 危険箇所改善のため最優先の予算措置
(回答)
安全点検の結果を踏まえて、対応が必要なもののうち、可能なものは、直ちに改善し、あるいは応急に手当てをし、予算措置を経て処置する必要があるものは、今議会において追加で補正予算のご審議をお願いし、改善していきたいと考えています。
3 職員に対する危機管理体制の強化
(回答)
今回の事故の教訓を生かす上で、各職場で職員参加を基本に、通常業務や委託業務を検証し、全国の事故等の先例も十分考慮しながら、そこに内在する危険や事故を洗い出し、その対応を検討し、事故対応マニュアルなどの作成をしていくことで、人命を預かる仕事をしているという自覚を再認識させるよう、職員の意識啓発を図ります。その結果として、業務委託の仕様書や契約書のチェックやきめ細かな危機管理対応が可能になると考えています。
4 業務委託業者(指定管理含む)の実態把握
全業務委託について、契約書や仕様書に基づく履行把握や下請けの有無などを所管課で確認しております。
5 各施設の安全管理体制の明確化
契約や協定書の中に市と業務委託者等の業務の役割を明確化し、業務内容の点検をマニュアル化するなどし、安全管理体制を強化に努めていきます。
また、業務委託の契約事務においても、価格以外の多様な要素をも考慮し、価格と品質が総合的に優れた内容の契約がなされるよう努めていきたいと考えています。
以上